虫歯治療・歯周病治療を行っています
虫歯の治療について
虫歯の原因は糖分を取り続ける生活習慣にあります。
昔は甘いおやつの食べ過ぎで、歯の噛む面に虫歯ができるのが一般的でした。
現在では歯と歯の隙間にできる虫歯が増えています。オフィスがタバコを吸えない環境になったことで、男性は甘い缶コーヒーを飲みながら、また女性は飴をなめながらデスクワークをすることが増えてきたことが一つの原因です。このように、勤務中、絶えまなく甘い物が口に入る糖分を取り続ける生活習慣が、成人の虫歯を増加させています。
当院では、虫歯予防のために、喉が渇いたら、できるだけ糖分のないものを飲む。また缶コーヒーなどの甘い飲み物は、飲む時間と量を決めて、飲んだ後には水を飲むか、うがいをするようアドバイスをしております。
虫歯の治療は患者さんの気持ちを優先し進めます。
当院はできるだけ歯を削らない、痛みの少ない治療をモットーにしています。たとえ歯がぐらぐらになっていても、抜くことを即決致しません。患者さんが抜かないことを望む場合は、噛み合わせを弱くしたり、他の歯と固定したりして、抜かずに済む治療を致します。
ただし、やむを得ず虫歯の部分を削らなくてはいけない場合は、詰めもの<インレー>、削る部分が大きい場合は被せもの<クラウン>(ともに金属、金、セラミックなどの素材から選択)を使って、できる限り痛くない治療を行います。
歯周病の治療について
不摂生な生活が歯周病の原因のです。
歯と歯茎の間の歯垢に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起きる「歯周病」。
今や成人の半分以上がかかっていると言われる歯周病は、虫歯よりも歯を失う確率が高い、怖い病気です。昔に比べ柔らかい物を食べることが多く、あまり噛まずに飲み込むために、唾液が出にくく、ばい菌が増える結果、歯周病になりやすくなっています。
また、夜遅くまで起きて、お酒を飲んだり、お菓子を食べたりして、歯を磨かずに寝てしまう、そんな不摂生な生活も歯周病の原因です。スナック菓子など、歯に付着しやすい物が残った状態で寝てしまうと、唾液が少ない睡眠中に歯周病菌が活発になるので、注意が必要です。
よくお酒を飲む人の中に、「つまみは食べずにアルコール消毒しているから、大丈夫」と言う方がいますが、お酒にはかなりの糖分が入っています。お酒を飲む=糖分を口の中に流し込んでいる状態も歯周病になりやすいので、こちらも注意が必要です。
軽度の歯周病は念入りな歯磨きをすることで良くなりますが、歯周ポケットの中に歯石が詰まってしまうと、本格的な治療が必要になります。
虫歯や歯周病で歯が抜けてしまった人へ
歯が抜けてしまったら、どうする?
歯周病や虫歯で歯が抜けてしまった場合、ブリッジ、義歯(入れ歯)、インプラントのいずれかの方法で歯のない部分を補う必要があります。当院の一般治療では(審美治療は別)、さまざまなリスクを考えて、患者さんが望まない限り、インプラントはおすすめしておりません。
ただし、患者さんがインプラントをご希望の場合は、経験豊富なインプラント専門医による治療が可能です。
ブリッジ
失った歯の代わりの人工の歯を、両隣の歯を削って作った土台と一体化して支える方法です。保険内での治療も可能ですが、土台を作るために健康な歯を削る必要があります。歯を削ること、清掃性が悪いことが欠点です。また、歯の位置によって、保険治療では金属の歯を入れることになり、白い歯を入れる場合は保険外治療となります。
義歯(部分入れ歯)
金属のとめ金を歯にひっかける(保険適用)部分入れ歯が一般的です。歯を削る必要がほとんどなく、取り外しがきくので磨きやすいのですが、とめ金がみえてしまう、装着感が悪いという欠点があります。保険外治療なら、義歯の厚みがとても薄い温度感を味わえる金属床義歯、金属のとめ金を使わないタイプの義歯(ノン・クラスプデンチャ-)もあります。